ISO27001って何?

世の中にはさまざまなISOがありますが、データに関しても勿論その規格は存在しています。ここではそもそもISOとはなんなのか?ISO27001は一体どういうものなのかについて紹介いたします。

ISOってなに?

ISOはスイスのジュネーブに本部をおく非営利団体の名称で、ここで定められている規格をISO規格といいます。これは国際基準レベルに達しているか、という目安になり、これを認証取得しておくことで国際的な販路をのばしたり、対外的アピールを可能としたり、また社内改善に役立ちます。ISOのあとに割り振られている番号でどの規格にあたるか、というのが判断でき、品質マネジメントシステムについて、食品についてなど、さまざまな規格が設けられています。これの認証取得をしておくと、看板や名刺などに認証取得済み、という情報掲載が可能です。なおJISとの違いですが、ISOは外国語で構成されている文書ですが、それを日本語翻訳したものがJISとなっています。規格内容に違いはないです。

ISO27001とは

これは情報マネジメントISO規格とされており、略称はISMSとなっています。一体どういうものなのかといいますと、業務活動の中で現代社会では特に情報の取り扱いが大事になっています。顧客情報、社内の情報、契約情報、商品販売データといったものが蓄積しており、これは漏洩してしまえば大事故です。システム開発部署があればそのシステムの仕組みが漏洩してしまえば、会社にとって大ダメージになります。

情報化社会においてこれらはかけがえのない資産です。しかしこれら情報の保全・管理が疎かになってしまうと、ひとたびその資産を失ってしまい、社会的信用の失墜に繋がる可能性だってあります。組織内の業務に遅延が出てしまうのはもちろん、顧客からの信用が失われるようなことがあってしまってはその後の存続にかかわります。ISO27001は組織にまつわる情報について情報なプロセスを定める、そんな規格となっています。

ISO27001の認証取得のメリットについて

これを取得している、というのは国際基準での管理がされているという証明に繋がります。具体的なメリットは情報セキュリティ事故の発生を防ぐこと、いま外部からの攻撃などを情報漏洩のリスクが常にありますが、それへの対策を講じ、そして内部からの漏洩や紛失についても構築していくので、情報セキュリティ対策が包括的に可能となります。それが国際基準である、というのは信頼感や安心感のアピールに繋がり、顧客および取引先など対外的なアピールが可能です。中にはこの認証取得が必須条件になるくらいに、認証取得はすすめられているケースもあります。同業他社との競争においても、これを取得しているかいないかで随分変わってきます。ここまでは社外に対するメリットメインですが、ここからは社内においてのメリットです。

これの認証取得で従業員やチームメンバーなどの意識や認識が一致します。それゆえに組織全体で取得を考えるべき、というものにもなりえます。なによりも、曖昧な取り決めの中では人はどう動けばいいかがわからないものです。なんとなくで、動いた結果事故に繋がってしまう可能性があるもの、それを防ぐためISO27001で明確な業務と手順のルールを設定し、その結果効率向上に繋がります。また会社全体ではなく、部署ごとに適用範囲を決めることも可能、むやみに関係の無い部署にまで適用する必要はないです。なおISO認証取得は有効期限が設けられており、その期限は三年に設定されています。毎年審査が入り、そのたびに運用状況についての確認審査が入ります。無理なマネジメントをしていると、返上の可能性だってあります。しかし、審査を通過し続けるために、継続的な改善をしていくのであれば段々と企業価値が高まります。継続的な改善をしていき、課題をクリアしていく、そうなると組織が活性化していき、結果的に顧客満足度の達成に繋がります。

ISO27001はどんな業種に取得されている?

情報ということでIT企業のもの、という見方がされやすいですが実際は幅広い業種で取得されています。情報化社会において顧客情報の管理などが徹底されている様子が見受けられます。では具体的にどんな業種に取得されているのかについて、ここでは紹介いたします。情報系は勿論のこと、他にも広告業、印刷業、各種デザイン業など必要なデータをしっかり管理するために利用されています。そして顧客情報管理により気を遣われる通信販売業の普及から、食品製造、販売、人材派遣業などもこの認証取得をうけています。介護・福祉の現場なども取得されており、非常に幅広い業種が申請しており、そして必要とされているというのがわかります。ISO27001は情報企業だけではなくあらゆる組織が認証取得可能なのです。自分の企業も取得したいけれど、きちんと審査が通るのか不安……そんな時はコンサルタントなどに相談し、認証取得した結果上手くいったケースも非常に多く見受けられます。不安な方はぜひ相談がおすすめです。

個人情報保護とは違うの?

ISO27001と個人情報保護は混同されがちですが、違うものです。その違いは情報の広さにありますのでここでそれを説明いたします。情報は個人情報に限らないもの、企業で扱うデータは非常に幅広いです。個人情報保護はその名前の通り、個人識別に関する情報のみを指していますが、ISO27001は他にも契約情報や顧客情報、システムの情報など幅広い範囲に適用されています。では個人情報取得に関しては他のものを取得しなければならないのか?といわれるとそうではなく、ISO27001の中に盛り込まれていますので複数の情報を扱うのであればこの認証取得だけで足ります。

分厚いマニュアルは導入しない

ISO27001に関わらず、ISOを取得する場合に分厚いマニュアルの作成はデメリットが多いです。最低限必要なマニュアルがISMSマニュアル、運用マニュアル、適用宣言書、帳票類が必要ですが、これらを準備した結果辞書並みのマニュアルになってしまった場合、さまざまな問題があります。デメリットを並べていくとたくさんありますが、ざっくり言うと、誰も読まない、読み込めないマニュアルは社内に浸透しない上にISOメンバーも嫌になります。確認する側だけではなく作る側も嫌になってしまいます。なので、できるだけ薄いマニュアルにしてしまうのが最も実用的とされています。必要な内容をいれつつ、それでいてコンパクトにおさめるのは努力もコツも必要、そう簡単にできるものではないです。そんなときはコンサルタントに依頼することで、アドバイスや代行などをしてもらえます。特にコンパクトなマニュアル作成について指導してもらえると、それは今後社内で活用する際にも非常に有用なものになりえます。

ISO27001についてのまとめ

情報化社会においてセキュリティ、管理、保全は非常に大事なことです。契約情報、顧客情報などが流出してしまうなんてことがあってはならないです。ISO27001は情報管理が国際基準である、というのを証明するためのものであり、信用あるものとなっています。中にはこの認証がないと関われない取引もあるなど重要視されているケースも多いです。また企業での競争においても認証取得しているのとしていないのとでは全く状況が異なります。この認証は取得完了がゴールというわけではないので、維持が必要です。その際に修正・改訂が用意で読みやすいマニュアルを用意するためにも、ぜひコンサルタントに相談をおすすめいたします。